初心者がスポーツチームを立ち上げた話(2)

スポーツチームの立ち上げ-設立準備と役割分担の重要性

持っているもの

  • 設立メンバーとスポーツ種目の決定
  • メンバー同士での話し合いの場

持っていないもの

  • スポーツの道具・用具1式
  • チーム名
  • 運用の見通し

中心となる設立メンバーを集め、やるスポーツが決定すれば、次は、具体的にどう活動してくかの話になる。この具体的な話を、順を追って説明したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(2)」(公開日:2018/02/15)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/16]

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初心者がスポーツチームを立ち上げた話(1)

スポーツチームの立ち上げ-メンバー集めの苦労とスポーツの選択の考慮

持っているもの

  • スポーツをやろうという思いつき
  • メンバーを集めれるアテ
  • 役割分担できるメンバー

持っていないもの

  • 既存のチームに入って采配に従う従順な心

「スポーツをしよう」

と思ったとき、一人でできるものはすぐに取り掛かることができるが、団体スポーツとなると、チームを組む必要がある。

団体競技をやるのに、一番簡単なのは、既に存在しているチームに入団することだが、自分に合うかどうかが問題だ。中には、入団に際して、何らかの条件が付けられたり、テストを課せられ、クリアできないと入団すらできない場合もある。

そういった出来上がったチームに飛び込むことの難しさを回避する方法として、いっそのこと自分のチームを立ち上げてしまう、という手がある。

実は、私も以前、仲間と共にスポーツチームを立ち上げたことがある。

その経験から

「初心者がチームを立ち上げるのに必要なステップ」

を勝手に紹介したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(1)」(公開日:2018/02/14)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/10]

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初心者がいかに「マジック」(野球)が消えたり点いたりするのを理解したか

[2019/08/26追記:当記事は、2018年セリーグのペナントレースを題材にしています。マジックナンバーについて、2019年シーズンに即した最新の解説は、当ブログ更新記事「初心者がいかにプロ野球のマジックが消えたり点いたりするのを図式化したか」(公開日:2019/08/26)で行っています。]
[2019/08/28追記:2019年シーズンのセリーグ優勝決定までのマジックの動きを追ったものとしては、当ブログ記事「初心者がせっかくマジック(プロ野球)が点いたり消えたりするのを図式化したので、2019年セリーグシーズンの動きを追ってみた(2019/08/25~更新中)」で随時更新中です]
[2021/10/09追記:2021年シーズンの更新記事はこちら。セリーグパリーグ]

「マジック消滅」「マジック再点灯」

つい先日、このブログで、「初心者がプロ野球のマジックナンバーをいかに理解したか」(2018/08/16)を書いたところだが、広島にマジックが点灯した後、間を置かずにマジック消滅と再点灯を繰り返した。

その間、対象チームが、ヤクルト・阪神と入れ替わったりで、ややこしい印象のままだ。

そこで、当記事では、先に提案した「修正マジック」の数字を使って、初心者がどう理解したかを、説明したい。

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初心者がプロ野球のマジックナンバーをいかに理解したか

[2019/08/26追記:2019年シーズンに即し、図式化もしてみたマジックナンバーの最新の解説は、当ブログ記事「初心者がいかにプロ野球のマジックが消えたり点いたりするのを図式化したか」(公開日:2019/08/26)を参照。]

「優勝へのマジック点灯」

プロ野球の記事で、この言葉が出るたびに、なんとなく優勝が近いんだな、と思う。

2018/08/15、プロ野球のセリーグで、広島にマジックが点灯した。

だが、改めて、「マジックって何?」と聞かれて、うまく説明できたためしがない。

言いくるめるように説明すれば、相手も「わかった」と言ってくれるが、不服そうな顔をしている。それはそうだ、説明している本人が、よくわかっていないのだから。

スポーツニュースや記事などでは、マジックが点灯したり消えたりするたびに説明・解説がたびたびされて、それを聞いたり読んだりして、何となくわかったつもりになる。だが、いざ自分が説明しようとすると、しどろもどろになってしまうのがいつものパターンだった。

そんな私が、初心者なりに、いかにマジックナンバーを理解したのか、説明する。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「プロ野球での「マジックナンバー」をいかに理解するか」(公開日:2017/08/23)を、2018年シーズンに即して加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/08/16]

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日大アメフト悪質タックル問題と道徳教材「星野君の二塁打」

もはや、説明不要ともいえる「日大アメフト悪質タックル問題」。

2018/05/06に行われたアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で、悪質な反則プレーが行われた件は、アメフト関係者によって早い時期に指摘されていた。

三尾圭、”大学アメフト頂上対決で行なわれた不可解で危険なプレー”、2018年5月7日(月)17:34。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kiyoshimio/20180507-00084938/
(参照2018-07-30)

問題の発覚当初は、情報が錯綜し、監督から悪質タックルの指示があったかどうのかが明確になっていなかった。

スポーツ報知、”独占入手!タックル謝罪文 日大・内田監督、自身の指示には触れず「選手が違反行為」”、2018年5月17日5時0分。
http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20180517-OHT1T50034.html
(参照2018-07-30)

だが、実際のプレー動画が繰り返し再生され内容が分かるとともに、アメフト関係者以外にも周知されるようになった。

私が、この件で以前別のブログに書いたのは、2018/05/17のことだ。その時は、まだ、公式発表と報道から伝わる関係者の証言のズレに、疑問点が多かったため、推測・仮定した上で、道徳問題の視点から取り上げた。

前身ブログ記事、”日大アメフト悪質タックル問題を道徳教材「○○君のタックル」として考えてみた”、2018/05/17。
http://t-hajime.webstarterz.com/nichidai-phoenix-tackle-doutoku/
(参照2018-07-30)

その後、

関西学院大学側の抗議会見、疑わしい日大側の説明、その後の選手個人と学校側の両極端な評価となった謝罪会見、連盟の処分、後手に回った日大側の処分

などと、様々な話題と内容の詳細が次々と提供され、明らかになっていった。

今回は、これまで明らかになった点を踏まえた上で、この件は、

「監督者から反則プレーを示唆されたときにどのようにふるまうべきか」

という「道徳的教材」として、非常に参考になるケースであることを論じたい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「日大アメフト悪質タックル問題を道徳教材「○○君のタックル」として考えてみた」(公開日:2018/05/17)に、その後明らかになった点を考慮して、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/07/30]

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衣笠祥雄選手の逝去にあたっての国民栄誉賞の時代考察

2018年4月23日。

元プロ野球選手で、先日までプロ野球解説者としてご活躍されていた、衣笠祥雄氏がお亡くなりになられた。「鉄人」と呼ばれ、連続試合出場の記録のほか、打者としても様々なタイトルを取った選手であったが、プロ野球で二人目となる、国民栄誉賞の受賞者でもあった。

今回は、衣笠氏のご逝去を悼みつつ、国民栄誉賞について、衣笠氏が受賞したころと、現在における意味合いの違いについて、考察を試みたい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「衣笠祥雄選手と国民栄誉賞の時代考察」(公開日:2018/04/29)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/07/27]

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「高校野球の臨時代走」と「ソフトボールのテンポラリーランナー」の違いについて

[追記:2023/04/13
ルール改正で、2023年度より、テンポラリーランナーが捕手だけでなく投手にも採用可能になったようです。(ネットでの現時点での伝聞情報)。当記事の内容はこの改正を反映していませんのでご了承ください。追記以上。]

スポーツ競技では、様々な理由で、ルールが改正される。

競技をより面白くするため、選手の安全を守るため、試合時間の効率化を図るため、テレビ中継などの商業的理由のため、戦力の均等化を図るため、特定のチームを有利にするため、・・・。

様々な思惑の中、「公平さ」を理由にして、ルールが改正されてきた。

そのルール改正に対し、批判しているだけでは、競技に勝つことはできない。

「強いものが勝つのではなく、変化に適応したものが勝つ」

この言葉の通り、スポーツの世界でも、新しいルールに適応したものが、勝者としての権利を持つ。

当記事では、

  • 高校野球での「臨時代走」
  • ソフトボールでの「テンポラリーランナー」

という、比較的新しく、似て非なるこの二つのルール規則について、説明したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「高校野球の臨時代走、ソフトボールのテンポラリーランナーについて」(公開日:2018/04/27)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/07/12]

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ラグビー未経験者が2015年W杯日本対南ア戦のすごさに感心し、いかに初心者に伝えたか

「ラグビーは番狂わせが少ないスポーツ」

と、よく言われる。そのラグビーで「世紀の番狂わせ」と言われたのが、ブライトンで行われた、2015年ラグビーワールドカップ本大会予選、日本対南アフリカ戦。

このすごさを語るのに、

「ランキングの差」、「ラグビー強国の壁」、「過去一度も勝ったことがない」・・・

などの、過去の成績から、初心者に語ることはわかりやすい。

ただ、試合の勝ち負けの結果だけでなく、その試合展開もルールを理解すればもっとそのすごさが伝わると思い、ラグビー未経験のくせに、南アフリカ戦を、私よりもっとラグビーを知らない初心者に対して、どのように伝えたのかを、勝手に報告する。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「ラグビー未経験者が2015年W杯南ア戦のすごさをいかに初心者に伝えたか」(公開日:2017/10/01)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/06/28]

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サッカーW杯日本対コロンビア戦を「サランスクの奇跡」と呼べるのか

2018年6月19日。サッカーワールドカップ日本対コロンビア戦は2-1で日本が勝利した。

「世界ランク61位(当時、以下同)の日本が、世界ランク16位の格上のコロンビアに勝った」
「ワールドカップでアジア勢が南米勢から勝利したのは初めて」

などの言葉から、この試合の結果は、番狂わせだったことがうかがえる。

(参考)
https://www.fifa.com/fifa-world-ranking/ranking-table/men/
(参照2018-06-24)

スポーツの世界では、事前の予想と違う結果になった場合、その試合の地名とともに、勝者には奇跡、敗者には悲劇、と名付けられることがある。

今回のコロンビア戦の勝利で、すでに一部のマスコミでは、試合が行われた地名を取って、

サランスクの奇跡

と呼んでいるようだ。ここでは、スポーツにおける「○○の奇跡」という呼び方について、過去の例を含めて考察したい。

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野球漫画「ドカベン」で有名な「ルールブックの盲点の1点」のケースを初心者がいかに理解したか

野球のルールを知っている人でも、時々、「今の判定は何?」、と戸惑うことがある。

その珍しいケースとして、有名なのが、水島新司氏の野球漫画『ドカベン』で描かれた、「ルールブックの盲点の1点」、だ。

2012年の夏の甲子園で、同様のケースがあったことから、話題になり、今でも、時折、このケースについて議論が起こる。

「ルールの不備だ」
「これはタッチアップ」「いや、正確にはタッチアップではない」
「一塁でアウトになる前にホームインしたら自動的に得点?」「いや、打者走者が一塁で到達前にアウトになる場合は違う」

野球のルールを知っているからこそ、勘違いしやすい面もある。こういった議論を生みやすいこのケースを、観戦のみの野球未経験者がいかに理解したかを報告する。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「ドカベンで有名な「ルールブックの盲点の1点」のケースをいかに理解するか」(公開日:2017/11/26)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/06/17]

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