初心者による優勝マジック計算excel自動化への道1 「プロ野球での勝率計算 - 順位決めに必要なものと引分試合の重要性」

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プロ野球のペナントレースの順位は、(まず第一に)勝率で決められる(らしい)。(カッコ内で補足している理由については後述)

その勝率計算については、NPB(一般社団法人日本野球機構)の公式ページに示されている。

記録の計算方法

率の決定

野球においては、打率や防御率といった成績を表す様々な指標が存在し、公認野球規則の9.21には各率の計算方法が示されています。

勝率 = 勝試合数÷(勝試合数+敗試合数)

勝率とは、引分試合を除いた試合数のうち、勝った割合を表します。

記録の計算方法 | 野球の記録について | NPB.jp 日本野球機構(参照2026-06-28)より一部分をコピーして貼り付け引用。元のページとのレイアウト表示と異なる可能性があります。

この定義を元に、まずは、各チームの現時点での勝率を、Excelで計算できるようにする。

さらに、優勝予測(マジック計算)をするために、(最低限)必要な前提となるものを取り上げる。

目次(予定)

初心者による優勝マジック計算excel自動化への道

はじめに[前回記事

  1. プロ野球での勝率計算 - 順位決めに必要なものと引分試合の重要性[当ブログ記事]
  2. マジック計算の設計図 - Excelに入力する欄と出力する欄を配置する[予定]
  3. 自力優勝ルートの判定方法 - 残り試合数と残り直接対決試合数のせめぎ合い[予定]
  4. マジック点灯と消灯の判定方法 - 自力優勝ルートと他力優勝ルートの境界線[予定]
  5. 優勝の可能性消滅と優勝決定 - マジックナンバーの計算自動化へ[予定]

都合により、タイトル変更や、章の追加または削除する可能性があります。

お断り(順位決めルールを明示しないいいわけ)

当記事は、連載「初心者による優勝マジック計算excel自動化への道」の第1章です。

本来なら、まずは、プロ野球のペナントレースでの順位決めのルールを引用して明示すべきところですが、当ブログでは省略します。(ゴメンナサイ。以下その言い訳が続きますので読み飛ばして結構です)。

当連載の冒頭で述べたように、

プロ野球の優勝マジックは難しい。

何が一番難しいかというと、

説明することが難しい。

その難しさの理由の一つとして、

(プロ野球ペナントレースでの)順位決定のルールの基準となる原典が、ネット上で確認できない

ことが挙げられる。(個人の検索結果による確認です)

プロ野球の優勝マジックを一から学んだり解説しようとする人にとっては、ここでつまづいている人も多いのではないだろうか。真面目な人ほど、正確さや厳密さを重視するので、原典がネット上ですぐには確認できないことで、それ以上の理解や説明を諦めてしまう。

本来なら、主催している一般社団法人日本野球機構様の公式ホームページで掲載されていれば、堂々と根拠として引用できるのだが、私が検索してみた限りでは掲載されていない。(個人の現時点での検索結果による結論です)

順位決めの規定となる、リーグ運営規則やペナントレース開催要項などが当然存在すると思われる(以上の名称については個人の想像で実際どうなのかは知りません)が、(私の検索能力では)ネット上で確認できなかった。(補足:なお、セパ交流戦については、毎年、開催要項が上記公式ホームページに掲載されており、交流戦順位の取り決め方も明示されている)。

ただ一方で、ネットでの検索上位で出てくる、スポーツ紙のサイトやwikiなどでは(共通した)順位決めのルールが(基本的には原典を明記せずに)ずっと掲載されている。(個人の確認です)

そこで、プロ野球ペナントレースの順位決めについては、(ネット上で)原典を探すのをあきらめ、これらの検索して上位に出てくるサイトに(共通して)掲載されているルールが、「原典は明記されてないけど、それなりに信用があると思われるサイトが長い間訂正もなく共通して同じことを言っているのでこれが正しいものとして」、従うことにする。

以上が、プロ野球ペナントレースの順位決めルールの原典が(ネット上で確認でき)ないことと、(仕方がないので当ブログでは)ネット上で示されている順位決めの(共通らしき)ルールを利用していることの、(長々とした)説明(言い訳)でした。

順位決めのルールについては、各自検索し、個人の責任で確認してください(丸投げ)。

勝率計算の注意点 - 引分試合は含めない

冒頭で示したように、プロ野球のペナントレースの順位は、(まず第一に)勝率で決められる。

よって、勝率を自分で計算できるようにする。

その勝率の計算方法については、NPB(一般社団法人日本野球機構)の公式ページに示されていて、繰り返しの引用になるが、

勝率 = 勝試合数÷(勝試合数+敗試合数)

勝率とは、引分試合を除いた試合数のうち、勝った割合を表します。

記録の計算方法 | 野球の記録について | NPB.jp 日本野球機構(参照2026-06-28)より一部分をコピーして貼り付け引用。元のページでのレイアウト表示と異なる可能性があります。

と定義されている。

ここで重要なのは、勝率計算(の分母)は、

引分試合を除いた試合数

であることだ。

なぜ、引分試合を除くのか。

この点については、過去当ブログでも言及していて、

補足)
引き分けの数は、勝率計算の際に、総数に含めていないことに注意。
話はそれるが、野球では打率計算も、打数の内、安打になった割合を示しており、四死球の打席結果は含めていない。これは、引き分けや四死球は勝負がついていないものとして計算に含めない、という考え方によるものだろう。

「優勝マジック」を初心者がいかにExcelで計算しているのか(2021年度版)(参照2026-06-28)

などと、理屈としては、引き分けは、勝利でも敗北でもないからだろう。

当たり前のことを言っているだけのようだが、引分を(分母に)含めないのは、明確な意味がある。

勝ちには引き分けには無い価値があり、引き分けには負けに無い価値があり、勝率計算ではそれらの価値を数字で反映するように計算されている。

仮に、引分試合を分母に含めることにした場合、試合で引き分けても負けても同じように、分子(勝ち数)は変わらずに、分母だけが1試合分増えることになる。これでは、勝率計算の上では、引分は負け試合と実質的に同じことになってしまう。(蛇足:よく、「勝ちに等しい引き分け」「負けに等しい引き分け」などとたとえられるが、この場合は、文字通りの意味での「負けに等しい引き分け」になる)。

逆に言えば、引分試合を勝率計算に入れないことで、引分と負け試合の評価の差をつけている。

備考:
一方で、極端な例になるが、現在の勝率計算で、文字通りの意味での「勝ちに等しい引き分け」が存在するとしたら、1勝以上して0敗残り全試合引分のパターンがそうなるだろう。このケースであれば、次の試合で引き分けても勝っても、勝率10割で変わらないからだ。もっとも、同率のチームが存在した場合は、(リーグ規定によっては勝利数が順位に影響し、また、)その後に1敗以上した場合は、勝ち試合の数(と引分試合の数)が勝率に影響するので、後々、引分の価値は勝ちに劣る結果になることは、言うまでもないだろう。
(例:「99勝0敗0分」と「1勝0敗98分け」のチームの勝率は同率1.000で次の試合に勝っても引き分けても勝率1.000は変わらないが、負けた場合の勝率はそれぞれ.990と.500になり、大きな差が出る。)

順位を決めるには、(まず第一に)勝率を出すことが必要で、勝率を計算するには、「勝ち試合数」と「負け試合数」の数字が必要であることが分かった。

Excelで勝率計算

前置きが長くなったが、勝率計算をExcelで行う。

Excelなどの表計算ソフトは、数字を入力する欄と、その入力した数字に対応した計算式の欄を作成しておけば、数字を入力するだけで計算式に従った答えがでる。

Excelでの勝率計算については、実際にどうやっているのか見てもらった方が早いので、以前、当ブログで2023年シーズン(セリーグ2023/08/13終了時点)を対象にして説明したときの画像を再掲する。[当ブログ記事”「優勝マジック」を初心者がいかにExcelで計算しているのか(2023年8月13日阪神版)”(2023-08-15公開)参照]

2023年8月13日終了時点でのセリーグの勝率計算結果。小数点以下第4位四捨五入。( Web版Excel を使用し作成した表をスクリーンショットして並べて説明を加え加工した図)[2023-08-14作成][追記2026-06-28:当ブログ記事からの再引用]

表計算を使っている人には説明不要だろうが、「チーム名」と「勝試合数」、「負試合数」、「引分試合数」の欄(セル)を作り、さらに「勝率」の欄に、勝率計算の式を作成する。

勝率計算の式は、

勝率 = 勝試合数÷(勝試合数+敗試合数)

であるので、上記の図(の左上の画像)で言えば、列Eの行3の欄(セルE3)に、勝率の計算式を作成する。

計算に必要な、「勝試合数」と「負試合数」は、ここでは列B行3(セルB3)と列C行3(セルC3)であるので、その数字を参照する勝率計算式は

=B3/(B3+C3)

と表現される。(補足:上記の式は半角表示にした。最近の表計算ソフトがどうなっているのか知りませんが、全角入力の場合、文字と認識されて数式と認識されないことがあるため。また、割り算は「/」で表記している。)

そしてその式で参照されている(セルB3とセルC3)に、実際の「勝試合数」と「負試合数」の数字を入力すれば、勝率の欄に、その数字が反映された実際の勝率計算の結果が表示される。(補足:なお、上記の表の書式設定については、勝率計算の欄を、小数点以下3位まで表示して、第4位を四捨五入にする設定にしている。)

これで、(「勝試合数」と「負試合数」を入力すれば)自動的に勝率計算の結果が出るようになった。

続いて、他の(同一リーグの)5チームも同様に、「チーム名」と「勝試合数」・「負試合数」の欄を作ってそれぞれの成績に基づいた数字を入力し、それに応じた勝率計算の式を作成すれば、勝率の答えが出てくる。

こうして、各チームごとの勝率を比較することで、順位決めをすることができるようになる。(注:ここでは同率だった場合は除く。実際に同率だった場合については、さらなる条件が出てくるので、後で説明する予定。)

マジック計算における「引分試合数」の重要性

Excelでの勝率計算の仕方を述べたが、その計算式には「引分試合数」は含まれていない。

実際のところ、上記のNPB公式ページの引用の内容の通り、「勝率計算では引分試合を除く」と明記されているので、当ブログ記事の目標である、(勝率を元にした)優勝予測(マジック計算)でも「引分試合数は必要ないから把握しなくてよい」と早とちりする人もいるかもしれない。

実際には逆で、「引分試合数」こそ、(日本プロ野球での)「マジック計算」で考慮しなければならないものであるとも言える。

順を追って説明する。

(勝率による)順位争いは、勝利の数の多さを競うのではなく、(勝ち負けの内の)勝利の割合を競う。

勝率 = 勝試合数÷(勝試合数+敗試合数)
記録の計算方法 | 野球の記録について | NPB.jp 日本野球機構(参照2026-06-28)より一部分をコピーして貼り付け引用。

補足:
「数の多さではなく、割合を競う」というのは、安打数と打率の関係でも見られる。数の多さが必ずしも割合の大きさで勝つとは限らないことは、個人打撃タイトルで、最多安打と首位打者の選手が、必ずしも一致しない場合が多い(個人の印象です)ことからも分かるだろう。(ただし、打率で「割合を競う」には、「規定打席数」という、ある一定以上の「数の多さ」の条件「打席数が試合数×3.1以上」が前提として存在している。記事公開時の個人の確認です)。

優勝予測をするためには、(各チームごとに)その時点から予測できる最終的な勝率の範囲(残り試合全勝予測から全敗予測までの勝率の範囲)を算出して特定しなければならない。[前回記事での解説]

勝率計算での、分母となる「(勝試合数+敗試合数)」は、最終的に同じシーズン試合数をこなしたとしても、引分試合数の差によってチームごとに異なる(場合がある)。

優勝予測をする際に必要な、シーズン終了時の(勝率計算での分母となる)「(勝試合数+敗試合数)」は、(決められた期間内に全日程が消化されるという前提では)、
シーズン試合数(2026年シーズンでは143試合)から「引分試合」を除いた試合数
になる。

補足1)
2026年シーズン1チーム143試合の内訳は、
・リーグ内の対戦:25試合×対5チーム=125試合
・交流戦の対戦:3試合×対6チーム=18試合
[当ブログ記事執筆時点での個人的な確認です]

補足2)
優勝予測(マジック計算)をするのに(まず)必要なのは、
「残り試合数」と「その残り試合での勝敗予測(ここでは引き分けを無視)」
であるので、表向きは、(それまでの成績の)「引分試合数」は、一見、無関係のようにも見える。
しかし、
「残り試合数」は、「シーズン予定試合数」から「これまで行った試合数」を引いた数であり、
これまで行った試合数」は(これまでの成績の)「勝ち試合」と「負け試合」と「引分試合」の合計である
ので、「残り試合数」を出すためには(勝ち負け以外の)「引分試合数」も把握しておかなければならない。

参考)
(決められた期間内に全日程が消化されるという前提で)最終的な総試合数と勝ち負け引き分けの各試合数を数式で表現すると、

(勝試合数)+(負試合数)+(引分試合数) = (総試合数)

であり、この式は、

(勝試合数)+(負試合数) = (総試合数)-(引分試合数)

と変形できるので、
勝率計算での分母となる「(勝試合数+敗試合数)」は、
(総試合数)-(引分試合数)
と置き換えることができる。

したがって、優勝予測(マジック計算)をする際には、(各チームごとに)引分試合数を把握しておく必要がある。

以上が、優勝予測(マジック計算)において(これまでの成績での)「引分試合数」が必要な理由である。

もし仮に、あらゆる試合を引き分けで終わらせず、(大リーグのように)決着がつくまで延長したり再試合を行ったりするのであれば、このようなややこしい計算(個人の感想です)は必要なかっただろう。

というのも、引分が無ければ、(シーズン最終)勝率の比較は、分母が全チーム共通(「勝試合数」+「負け試合数」=「シーズン試合数」)になるため、そのまま分子の(最終的な)「勝利試合数」の数字の大小で比較できるからだ。

言ってみれば、引分が無ければ(全ての試合で勝ちか負けを決めるルールであれば)、最低限、

各チームの(現時点での)「勝利数」と「残り試合数」

がだけで、優勝予測ができる。(ただし、同率を想定した場合は、ルールに従って、直接対戦結果などの更なる情報が必要になる。)

備考)
あるいは、「(引分がないルールでの)残り試合数」は、「シーズン予定試合数」と「(これまでの)勝敗」が分かれば算出できるので、
「シーズン予定試合数」と「(これまでの)勝敗」
だけでも(引き分けがないルールでの)優勝予測は可能。

現時点で、「優勝マジックの計算式」等の言葉で検索して出てくる数式が、足し算と引き算だけで表されているものが、ほとんどだろう。(現時点での個人的な検索結果による感想です)。これは引き分けを無いものとしているため、単純に、(下位チームの)勝利数が(残り試合をすべて足しても)首位チームの勝利数に届かないかどうかを計算しているだけだ。(なお、その式の最後に「+1」としているケースが多いのは、同数では優勝を決定できないことを考慮しているため)。

それに対して、(日本の)プロ野球ペナントレースの優勝マジックが複雑なものになっているのは、「引分試合数」が存在しているからであり、私が当連載の「はじめに」で、

「(日本の)プロ野球のマジック計算式で、引き分け数を考慮していないものは実用的ではない」

と(生成AIの回答に対しても含めて)断言しているのは、このためである。

優勝マジック計算に必要なもの

上記で説明した通り、Excelでの勝率計算の式には、「引分試合数」は含まれていない。

にもかかわらず、Excelで勝率計算をする際に引き分け数を入力する欄を確保したのは、このように、後々の優勝予測(優勝マジック計算)で必要不可欠になってくるからである。

優勝マジックの説明をするにあたって、勝率計算から始めて、Excelで入力する必要最小限の枠(「勝ち試合数」や「負け試合数」)を作って進めていき、なんらかの不足(「引分試合数」など)があるたびにExcelのシート内に行や列を付け加えていった方が分かりやすいかもしれない。

だが、その都度、新たな枠を作ったり行と列を足したりするほうがツギハギになってかえって分かりにくくなったり、参照先にズレが出てエラーになりがちなので、最終的な完成形を見据えて、できるだけ必要なものを初めのうちに用意して確保しておく。

何事も、はじめの設計図が大事だ。

そこで、優勝予測(マジック計算)に(最低限)必要となるものを、前もってここで提示しておく。

「日付」
「チーム名」
「チームごとの勝敗引の結果(とシーズン総試合数)」
「各チームごとの対戦結果(と各チームごとのシーズン対戦総試合数)」
「(同シーズン中の)セパ交流戦成績」
「前年度の順位」

逆に言えば、これらの情報を欠いていたのなら、優勝予測(マジック計算)として完ぺきなものとは言えない。

先に述べた、「引き分け数」と同様に、

「(日本の)プロ野球のマジック計算式で、これら(上記)の情報を考慮していないものは正確ではない」

と、断言していいだろう。(実際の作業では、優勝マジックを追うだけであれば、上の4つだけでほぼ判定できることが多いが、それでも判定が付かない場合にそなえて、下の2つも必要となる)。

「日付」

まずは、入力する数字の情報が、どの時点の「日付」(場合によっては年と時間も含む)のものであるかを明確にする必要がある。

日付を明示していないと、最新のものかどうかが分からない。いつの時点の情報が反映されたものか、当日終了した試合結果や他球場の結果は反映されているのか。

新聞やニュースサイトでも、見たタイミングによっては、その情報が最新である保証はない。

例えば、(ほぼ)毎日発刊されて家まで届く新聞の朝刊では、前日の試合結果を受けて最新の情報が得られることが多いが、締め切りや印刷・配達のタイミングによっては順位表などが1日遅れのものになっていることがある。(新聞社と配達地域によっては常に1日遅れが普通だったり、どこかの1試合が延長などで試合終了時間が遅くなった場合は、通常は翌日反映されている新聞社や地域でも1日遅れで掲載されることがある。)

また、ネットでの検索だと、検索結果に反映されるまでに遅れた情報が表示されたり、検索用語次第では数年前の情報が(あたかも今年の最新情報であるかのように)検索候補トップに出たりすることはよくある。

(試合が行われると)日々、数字は変化し、自分の応援するチームだけでなく、他のチームの試合結果によっても変わってくる。各チームが同じ日の同じ時刻に試合を開始したとしても、試合終了する時間はズレたり、また、デーゲームとナイトゲーム(ナイター)では、片方は終了しているのに、片方はまだ始まっていなかったりすることもある。

個人で優勝予測(マジック)を計算する理由の一つとして、新聞などのニュースよりも少しでも早く知りたいという個人的な欲求があり、できるものなら各球場の試合が終わるたびにすぐ計算して結果を出したくなるところだ。

もっとも、個人の趣味レベルでそれを常にやっていくことは難しいので、できる範囲で、日付を区切って、その日行われた試合すべてが終了してから、その日付を明記して、その日終了時点の優勝予測(マジック計算)をやっていくことが現実的だろう。

「日付」は、日々変動する情報の(いつの時点での)正確性を確保するだけでなく、積み重ねた記録を後から整理・検証するうえでも不可欠な要素だ。(特に、個人で計算していると、途中で報道の数字と異なっていることに気付くことが少なからずあり、いつ計算を間違えたかを検証するには、日付を明記して記録を残しておくことが必要不可欠だ。)

個人的には、その日に行われた試合のすべてが終わって結果が出そろってから、優勝予測(マジック計算)をし、その結果と共に、「○月○日終了時点」と明示して、記録しておくようにしている。

参考:
ただ、個人的には、優勝争いが佳境になって、居ても立っても居られないときは、デーゲームとナイトゲームで分けて、デーゲーム終了時点で(ナイトゲームが終わっていない状況で)計算し、その後、ナイトゲームが終了した時点で改めてその日付終了時点の計算をすることもある。また、日付をまたぐほどの延長ゲームになった場合について日付の明記をどうするかは、個人的に計測してきた中で、これまでそのケースにあったことがないので、現時点では決めていない。(試合終了時刻を明示すれば正確性は確保できるが、他試合が前日に終了していたり、同日に次の試合が行われて同日中に終わった場合は、記録上、日付の連続性に問題が出るので、「○月○日開始試合終了時点」などの表記を考え中)。

「チーム名」

チーム名」については、セパ各6球団ずつと決まっている(現時点の確認)ので、その枠を作ってそれぞれ記入するだけでいい。

ただ、各チーム名をどう表記するかで、いつも迷ってしまう。

個人で優勝予測(マジック計算)をする場合、「チーム名」を正式名称で統一できればいいのだが、長くなってスペースの問題が出てくるので、略称を使う場合が多く、この略称をどうするかで、(個人の中で)ひと悶着が起こってしまう。(個人の経験です)

愛称なら愛称で、地名なら地名で、企業名(スポンサー名)なら企業名(スポンサー名)で、統一してしまえばいいのだろうが、それぞれに一長一短がある。

愛称と言いながら(個人的に)聞きなじみが無くてどこの球団かすぐにわからなかったり、英語表記かカタカナ表記か大文字か小文字にするかで迷ったり、昔の愛称と混同してしまうことはよくある。(例:バファローズなのかバッファローズなのか、近鉄じゃなかったか。[補足:検索した限りではオリックス・バファローズが正解のようです。個人の検索結果です])。

地名の場合、同じ都市に複数の球団がいるとどう区別すべきなのか迷ったり、また、移転したり複数の本拠地構想を持っていたり、市町村や都道府県や広域地方レベルなのかの統一したものがなかったりして判断に困る。(例:楽天の仙台・宮城・東北、阪神の本拠地球場が大阪でも神戸でもない西宮市)。

企業名(スポンサー名)も、球団売却や企業名自体の変更で代わってしまう可能性は常にあり、昔の企業名(球団名)と混同してしまうこともよくある。(例:阪急→オリックスに売却、近鉄→オリックスに統合、阪急電鉄が阪神電鉄と経営統合など、個人の記憶によるものです)

このように、球団名の記述(略称)を、正確性を求めて何かで統一しようとすると、どこか不完全な状況が何かしら出てくる。

一方、極端に言えば、データとして、6球団(セパ合わせて12球団)の区別がそれぞれつくのであれば、問題はない。仮に、「a、b、c、d・・・」でも、「い、ろ、は、に・・・」でも、(各球団の)エンブレムマークでも、最終的にどれがどの特定の球団を表しているのかが分かれば、計算途中の記号は、(一貫さえしていれば)何だっていい。

もちろん、なじみのある球団をなじみのある略称で表記した方が、情報として分かりやすいし、理解しやすい。取り違いや誤認などのミスを防ぎやすくなる。

前置きが長くなってしまったが、結局のところ、「チーム名(球団名)」については、自分が分かりやすく使いやすいものであれば、何でもいい。身も蓋もない結論だが、チーム名の表記がどうしても気になるようだったら、新聞やニュース等で報じられる順位表などで表記されている内容を参考にすればいいだろう。

参考:
なお、私も過去、球団表記については、「パリーグはカタカナだと文字数が多くなるので地名にしてみようとしたけど、オリックスは地名入っていないし大阪としても他とイメージダブって分かりにくい、やっぱり元に戻そう」とか、「一字略称で阪神を『阪』ではなくて『神』にするのは阪急球団が存在した時の名残か」、「巨人ってよくよく考えれば一文字も正式名称に入ってないな」などと、右往左往してきたが、なんやかんやあった末に今の形で落ち着いている。(いずれも個人の感想です)
気になったので、NPBホームページやnhkニュースサイト等での順位表などで表記されている略称を確認したところ、当ブログでの(現時点での)略称表記は、それらとほぼ同じだったことが確認されたが(個人の確認です)、一般には「DeNA」と表記されているところだけ、当ブログでは「横浜」と表記をしていた。この点に関しては、私自身、プロ野球でのスポンサーの重要性を理解し、プロ野球を支えるスポンサー様への敬意をもっていることを前提にした上で、「DeNA」へのスポンサー変更が(球団売却でありがちなドタバタ騒動などの記憶が個人的になく、良くも悪くも)印象に残っていないことと、発音とアルファベット表記の入力変換の混乱と手間(大文字と小文字の混在)などの理由から、個人的な都合で「横浜」と表現していることを、お断りしておきます。(現時点での個人的な判断で、今後変更する可能性があります)

補足:「チームカラー」の色分けについて
球団ごとのチームカラーの色分け自体は、マジック計算には必須ではないが、表やグラフの見やすさを求めるのであれば、大いに使うべきだし、使うのであれば、初めのうちに(ある程度)色分けを決めておいた方がいいだろう。(私も、過去、途中で替えてしまったり、混乱して間違ったりしたことが多々あった。)
ただし、チームカラーも(上記の)球団略称と同様の問題を抱えていて、
・各球団をチームカラー(1色)で色分けするのに正式に統一したルールは確認できない(個人の確認です)
・各球団がそれぞれの複数のイメージカラーを持っていて、時に変更したりビジター用など別の色に派生することもあり、球団カラーを特定しにくい
・公式発表されている特定の指定カラーがあったとしても、Excelで忠実に再現するのには(個人的に)難しい場合があり、できればExcelで簡単に再現できる色分けを優先したい(個人の能力です)
・Excelでのカラーパレットに初めに表示される色の中から球団のイメージカラーを(個人的に)振り分けていくこととしたい
・青系統のダブりが多い印象なので、薄い青から濃い青までは、(個人的に決めて)振り分けていく
・できれば12球団すべて別々にしたいところだが、色分けの(個人的)限界があるので、セパで6色ずつ振り分けて、セとパで同色があっても容認する
という個人的な基準(言い訳)を作って、Excelで色分けした内容が下の画像の通り。あくまで、現時点の個人的な色分けの参考です。

web版Excelでのセルの「塗りつぶしの色」メニューで表示されるカラーパレットに、それぞれ個人的に割り当てた球団カラーを球団略称と共に併記した。視認性を考え、塗りつぶしの色によって文字を黒字と白字に使い分けている。現時点での個人的な取り決めであり、これが正解だと主張するものではなく、今後変更する可能性があります。[2026/06/23スクリーンショットと加工]

「チームごとの勝敗引の結果(とシーズン総試合数)」と「各チームごとの対戦結果(と各チームごとのシーズン対戦総試合数)」

順位は、まずは、勝率で決められるため、勝敗結果が必要となる。

次に、勝敗数による情報だけでは順位を確定できない場合(セリーグは勝率と勝数が同率で同数、パリーグは勝率が同率、だった場合)、当該球団間の対戦勝率が高い順に、(最終)順位が決められる。つまり、「各チームごとの対戦結果」の情報が必要となる。

「勝敗結果」と「各チームごとの対戦結果」は、試合が終わるごとに更新され、その時点での順位が決まり、それを元に優勝予測(マジック計算)が行われる。

そして、優勝予測(マジック計算)をするには、現時点からの最終的な予測の幅(残り試合全勝から全敗まで)を計測しなければならないため、「残り試合数」、つまり、「総試合数」を把握しておかなければならない。

そのために、「シーズン総試合数」と「各チームごとの対戦総試合数」が必要になる。

補足)
2026年シーズンの1チームの総試合数は143試合。
・そのうち、リーグ内の対戦相手ごとの試合数は:1チーム相手ごとに25試合(×対5チーム)
[当ブログ記事執筆時点での個人的な確認です]

「(同シーズン中の)セパ交流戦成績」

先に断っておくが、「(同シーズン中の)セパ交流戦成績」は、正確に言うと、単独では、必須な情報ではない。ここまで必要なものとして挙げてきた情報があれば、導き出せる内容だからだ。ただ、優勝予測(マジック計算)で順位を確定させるケースを理解するのに重要な面もあるので、取り上げておく。

ここまで示した、「勝敗数から得られる情報」と「当該球団同士の対戦結果」をもってしても順位の結論を出せない場合は、次に、

「リーグ内の対戦成績勝率が高い順」

で、順位を決める。

よって、このケースでは、「リーグ内の対戦成績」(の合計)が必要となり、さらに、シーズン中に優勝予測(マジック計算)をするためには、(残りの)「リーグ内の対戦予定」を把握しておく必要がある。

ここでの「リーグ内の対戦成績」とは、「同一リーグ相手との対戦成績の合計」であるので、先に上で示した「各チームごとの対戦結果(と各チームごとのシーズン対戦総試合数)」から導き出せる。

一方で、総試合数が、「リーグ内の対戦」と「リーグ外の対戦(セパ交流戦)」の合計であるので、

「リーグ内の対戦成績勝率が高い順」を計算するための数字は、

総試合数の成績から(リーグ外の成績、つまり)「セパ交流戦の成績」を除いたものになる。

よって、「セパ交流戦の成績」を把握しておけば、「リーグ内の対戦成績」は算出できる。

もちろん、必要なのは「リーグ内の対戦成績」なので、ここで(ある意味、表裏の関係にある)「セパ交流戦の成績」の方をあえて前面に押し出す必要はないのかもしれない。

ただ、優勝予測(マジック計算)の(個人的な)作業上の面から言えば、実際にペナントレースが佳境に入ってマジック計算をし始めるのが夏から秋にかけてのころなのがほとんどで、(その時点ではたいてい)交流戦の全日程は終了しており、(まだ終了していない)「リーグ内の対戦成績」と違って、「セパ交流戦成績」は確定した情報として扱える(個人の作業環境です)。

どちらを使っても最終的に計算する数字は一致するとしても、(多くの場合)確定した数字として扱える「セパ交流戦の成績」を、便宜上、必要なものとして把握しておきたい。

補足:
ペナントレース全日程が(順位を決める)期間内にすべて消化されるという前提であれば、
(リーグ内の対戦勝敗) = (ペナントレース総合成績勝敗) - (セパ交流戦成績勝敗)
であるので、勝ち負け分けの数字は出せる。[注:それぞれの項目の「勝敗」には勝ち負けだけでなく引き分けも含む]
セリーグの場合、「リーグ内の対戦成績勝率が高い順」の規定が適用されるのは、勝率が同率で、次に勝数が同数で、さらに直接対戦成績でも決められなかったときであるので、前提として、ここで比較するチーム同士の「(ペナントレース総合成績勝敗)」は一致している。(総試合数が同じで、勝率が同じで勝数も同じであるため)。
したがって、この条件での、「リーグ内の対戦勝敗」は、「セパ交流戦成績勝敗」が悪ければ悪いほど良くなり、逆に「セパ交流戦成績勝敗」が良ければ良いほど悪くなる。この両者は、いわゆる表と裏の関係にある。
言ってみれば、多くの場合、「セパ交流戦成績勝敗」の悪い方が「リーグ内の対戦勝敗」は良くなって上位になりやすく、「セパ交流戦成績勝敗」が良い方が「リーグ内の対戦勝敗」は悪くなって下位になりやすい、という傾向があると言えるだろう。
ただし、順位で比較するのはあくまで「リーグ内の対戦成績勝率」であるので、すべてのケースでこれが当てはまるわけではない。(交流戦成績で0勝や5割や10割で引き分け数が絡むケースなど。また、パリーグでは順位決めで「勝数」の条件が無いため「勝率が同率」で「交流戦で同率」でも「リーグ内の対戦成績勝率」に差が出るケースはありうる。)

蛇足:
順位規定において、勝率でも(勝数でも)直接対戦成績でも決着がつかなかった場合として、「リーグ内の対戦成績勝率が高い順」を根拠にするのは、納得しやすい。決めるのは「リーグ内の順位」であるので、「同じリーグでの対戦成績の良い方が上位」というのは当然だと思える。
だが一方で、「同じリーグでの成績の良い方」は、(上で述べたように多くの場合)「交流戦成績の悪い方」になる。これは、リーグ内の順位としてではなく、リーグの代表として他リーグと戦う選出だと考えたときは、逆の機能になる。「(代表として戦う相手と戦った)交流戦で成績の悪かった方」が上位となるからだ。リーグを代表して他リーグと戦うことを考慮した場合は、「他リーグとの対戦成績が悪かった方」が選出されるので、逆効果になる。
もちろんこれは、代表を選出するあらゆるスポーツに関係する課題であり、例えば、日本代表選考等で、国内での成績に従って代表にするか、海外で勝てることを基準にして選出するかで、衆目の一致する選出がなされない限りは多くの人の議論を呼ぶテーマだろう。
実際には、(現時点では)リーグを代表して他リーグとの対戦するのは首位チームに限られるので、2位以下の順位決めについては「リーグ内の対戦成績勝率が高い順」にするのは何の問題もないだろう。ただ、「リーグ代表として戦う」ことを考えたとき、「他リーグとの対戦成績が悪い方」が選出されて、逆機能になることを考慮に入れておく必要がある。

「前年度の順位」

ここに至るまで、同率や同数などで順位を決められなかった時、最後の砦となるのが、「前年度の順位」だ。

(初年度以外は)「前年度」が存在するので、いろいろなレベルで同率・同数・同成績などだったとしても、毎年、最終的な順位は、同順位(順位タイ)になることはなく、「前年度の順位」に従って決められる。

そして、常に、(同順位が存在しない)「前年度の順位」が、「今年の順位」を同順位にせずに決める最後的な根拠となり、毎年のその繰り返しで、結果的に、今年の最新の最終順位を(重複なく)決めることができるようになっている。

蛇足:
例外を言い出せばキリがないが、「前年度の順位」が存在しないケースとしては、新加入球団(継続球団ではなく)がある。ただ、順位決めで「前年度の順位」が必要になった実例は確認できない(個人の確認です)ので、新加入球団のケースで実際にどう想定されているのか、は不明。(個人的には、「新加入球団は最下位扱いとする」等との仮定の規定を思いついたが、ただこれでも2球団以上新加入球団があった場合の新球団同士の順番をカバーできない。もちろん、規定がなかったとしても、最終的にはコミッショナー裁定が真の意味での「最後の砦」となってなんとかするだろうと想像できるが。個人の感想です)。

個人的な優勝予測(マジック計算)の作業面からの話になるが、「前年度の順位」は、Excelでの(本年度の)各球団と勝敗引き分けの結果を入力する欄を作る時の順番の基準としている。

通常、NPBホームページや新聞ニュースサイト等で表示される最新の順位表は、その時々の試合結果を受けて(規則に従った)順位の順に、チーム名が並べられ、変動する(こともある)。Excelでの作業上、そのニュースサイト等で表示される(最新の)順位表と同じ順番にした方が、コピーしやすく、入力等のミスも少なくなるので、この順番に従った方がいいと思うかもしれない。

しかし、一方で、個人で順位を追って行く場合は、(ニュースサイト等で表示される前に)先に勝敗引き分けの数字を入力してから、次に順位が(ルール決め規則に従って)出てくる。したがって、作業上は、(変動する)順位表よりも先に、まず先に順位が決まる前の(固定した)枠に入力することになる。

この固定した枠は、どの順番にしてもいいと言えばいいのだが、「前年度の順位」の順にしておけば、後々、順位決めで「前年度の順位」の出番があったときはその根拠となるので、(今年度の)成績を入力する欄として、「前年度の順位」にしている。


今回記事では、順位決めに必要となるExcelでの勝率計算の仕方と、優勝予測(マジック計算)に(のちのち)必要になるものを説明をした。

次回記事では、これらの必要な前提を元に、Excelでの入力欄と出力欄の設定を試みる。[予定]


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