東京港区の南青山に建設予定の児童相談所を巡り議論が起きているようだ。
「話題になっている」ことを耳にするまで詳しく知らなかったので、改めて、確認してみた。「南青山」で検索してヒットした記事や、主要紙のホームページで検索して出てきた記事をざっと見た限りでは、反対意見があること自体は、すでに過去の説明会で出ていて報道されていたようだが、最近のワイドショーで反対派の分かりやすい発言が取り上げられて話題になったようだ。
今回、この件で注目したいのは、その是非ではなく、
「本来、自由で多様性に富むはずの都市部で、なぜ排他的な運動が起こるのか」
という点である。
この点について、「排他性」という傾向が、「場所」という要因ではなく「人」という要因で起こることを、考察したい。
“南青山児童相談所騒動に見る都市の排他性” の続きを読む