この記事のこの場所に「この記事には広告が含まれます」という一文が目立つように書いてあります(自画自賛?)
《以上広告アナウンスでした。以下本文》
持っているもの
- たまに起動させる古いデスクトップパソコンのキーボード
- 使い始めて10年以上になるが、ほこりを払う程度の掃除しかしてこなかったキーボード
- キーが立体的で、がっしりしたタイプのキーボード
持っていないもの
- 日々、掃除してきれいに使う習慣
- キーボードを買い替える決心
以前、家の中にCD再生機が何台あるかを、当ブログで記事にしたことがあった。(家にあるCD再生機を数えてみた話)。それに似た話で、パソコンのキーボードも、使っていないものも含めると、何台もある。
よくよく考えてみれば、キーボードは1台あれば充分なのに、パソコンが新しくなるたび、キーボードが増えていく。(個人の環境です)
そんなキーボードのうち、たまに起動して使っている古いパソコンのものが、汚さが目立ってきたので、ふと、分解して掃除してみようとした話を、勝手にしたい。
[キーボードの分解は自己責任です。元通りにならなくても、当サイトは一切責任を負いません。当ブログ記事は、キーボードの分解掃除を推奨するものではなく、どれだけ大変かの感想を述べたものです。]
一度も掃除したことのないキーボード
個人の環境にもよるのだろうが、私の場合は、これまでデスクトップパソコンを何回か買い替え、毎回、キーボードも付属しているものを購入していた。
パソコンを買い替えるのは、本体が故障して立ち上がらなくなったり、OSのサポート期限が切れたタイミングだったりで、キーボードは使える状態で残っていたことがほとんどだった。
購入する際、試しに、「キーボード無しなら安くなりますか」と店員さんに聞いてみたりしたが、「セットなので安くなりません」という答えが常だった。まあ、それはそうだろうと思う。
私はキーボードにこだわりはないが、今回掃除したものだけは、パソコン2台(二代、今メインのパソコンから見て先代と先々代)続けて使っていた。パソコンとの接続が丸いソケット型で(調べたら、PS/2という規格だった)、USB口を塞がなくて済んだり、テンキーやショートカットキーもついて比較的がっしりしていて、特定のキーの反応が悪いといったこともないため、長く使ってきた。
そのパソコンはサポート切れになって以降はメインで使うことはなくなったが、たまに立ち上げて利用している。そのキーボードを、一度も掃除したことがないので、本腰を入れて掃除してみようと、思いついた。ほぼ気まぐれだ。
買ってからおそらく10年近く、数年前まではほぼ毎日皆勤で叩き続けたキーボードで、ずっとむき出しの状態のままだ。キーには手あかが付き、キーとキーの隙間に、髪の毛やほこりが入り込んでいる。
表面上をなでるだけでは、10年分の汚れを取ることは不十分なのは分かっていたので、分解してみようと、思った。
「最悪、使えなくなっても、予備のキーボードは余っている」という保険もあったことも、分解の後押しをした。
キーボードの分解
分解と言っても、キーを一つ一つ外してまでするつもりはなく、キーの側面や、キーの間に入り込んだホコリがある程度取れればいい、ぐらいのスタンスで始めた。
まずはひっくり返し、プラスのドライバーでネジを回す。ものによっては、穴の深いところにネジがあるため、細長いドライバーが必要になる場合もある。
今回は、12個のねじを回し、開けた。上蓋を取るように外すと、中に電子基盤とゴムのシートがあり、その下に、キーの鍵盤部分があった。
電子基板とゴムには、ほこりが入り込んでいないようで、キーの鍵盤部分が、掃除対象になった。
分解し、鍵盤部分だけになったことで、ほこりを取りやすくなったと思ったが、ここからが大変だった。
キーの鍵盤部分のゴミ
キーの鍵盤部分を本格的に掃除するのなら、一つ一つキーを外す必要があるだろうが、そこまで本格的にしようとは思っていなかった。
ハマっているプラスチック部分を外す時に、ポキッと折れてしまわないかという点と、ちゃんと元通りの位置に戻せるかが不安だったこともあった。
キーの鍵盤部分を持ってひっくり返したり、強い息を吹きかけたり、手元にあった鉄製の耳かきを使って、キーの隙間からホコリを掻き出そうと試みた。
たまりにたまったホコリが、髪の毛等と混ざって固まった状態のものが取れたが、大きすぎて引っかかって取れなかったりで、見えてるのに取れない状況が、イライラさせられた。
ある程度のできる範囲でのゴミは取れたので、これで終わりにしてもよかったのだが、せっかく外したという点と、鍵盤部分はプラスチックなので、隙間に残ったゴミを水で洗い出せないか、と思い、鍵盤部分のみを水洗いにすることに決めた。
これが、後から見れば、失敗だった。
キーの鍵盤部分の水洗い
キーの鍵盤部分をもって、洗面所へ行く。思い切って、水をまんべんなくかける。
それだけでは、キーの隙間からごみは出てこず、きれいになった気がしない。そこで、洗面所の水受け部分に栓をして、水たまりを作る。キーボードがつかるぐらいの大きさと深さの水たまりができたので、いったん水を止めて、鍵盤を水につける。
だが、思ったほど、ゴミは出ない。水面が汚れてくるので、ある程度の汚れは取れているのだろうが、10年分のゴミにしては少なすぎる。軽く振ったり、バシャバシャしたりするが、物足りないゴミの量だ。
いったん水面から上げて、キーの隙間を見るが、やっぱりゴミは残っている。しかも、びちゃびちゃになって、ほこりと髪の毛の塊が張り付いている。キーを外せば簡単に取れるのだろうが、そこまでする気はない。
乾けばまた取れやすくなるかな、と、根拠のない理由で自分に言い聞かせながら、一通り、キーの側面など目についた手あか汚れをふき、栓を抜いて水で洗い流した。
キーをカシャカシャとはねさせながら、水を何回も切り、タオルで拭いたが、キーの裏側の小さなへこみの穴に水滴が残った。
キーボードの天日干し
小さなへこみ部分の水滴は、ドライヤー等の熱風で飛ばすことも可能なのだろうが、プラスチック部分の熱による変形を恐れ、また、それほど急いでいないということもあって、天日干しすることにした。
私のキーボードは黒色だったが、その時は、11月の昼過ぎで、それほど温度は高くなく、直射日光に当ててもそれほど熱くはならならないだろうと思い、日の当たる窓際の外に、キーボードをさらした。
夕方になって、キーボードを取り込んだが、水分はまだ残っていた。キーボードの一つを爪ではじくと、キーの裏側の小さなへこみ部分から水滴が飛び出した。また、キーの隙間にホコリと髪の毛の混じった塊も、まだ、べちょっとしている感じがうかがえた。
自然に乾燥していくのだろうが、電気機器であるだけにしっかり乾かさないといけない、と思い、明日もう一日、乾かすことに決めながら、いったん室内に取り込んだ。
キーボードのスキマのゴミをほじくり出す
取り込んだキーボードを見てみると、キーのスキマには、湿ったゴミの塊があったので、これをほじくり出せないかと、再び、鉄製の耳かきで、キーを抑えたりしてできた隙間から、ゴミを出しやすいところへと誘導しているうちに、はずみでキーの一つが取れた。
慌てて拾うが、割れた様子はなく、元に戻してはめ込めそうだったので、とりあえずはそのままにしておいた。
ただ、すべてを外すのは面倒だと思ったので、基本的には、外さずにスキマのゴミを取り出し、はずみで取れれば十分だと思って、続けた。
すると、Enterキーの下のゴミの塊を取ろうと、少し強めに鉄製の耳かきを手前のshiftキーをてこの支点にするように持ち上げたとき、バキッと音がした。嫌な予感がして、キーの下をのぞくと、固い針金が見えた。これが何か確認するために、Enterキーを慎重に取り外した。外して見ると、プラスチックのでっぱりで針金を固定していたようだが、そのでっぱりが割れてしまい、針金がずれていたようだった。ただ、プラスチックのかけらは残っていたので、明日、乾いてから接着剤でくっつけることにした。
それ以降は、下手にキーを取るのを控え、ざっとだけ、キーのスキマにあるゴミをかき集め取り出せるものだけ取り出し、そのまま一晩放置した。
キーボードを元通りに
翌日、再び天日干しして、水分を飛ばした。完全に飛んだかどうかは不安だったが、少なくとも日常生活で室内の水蒸気で結露する湿気以下にはなったと判断して、元通りにすることにする。
まずは、昨日われてしまった、Enterキーのプラスチックの欠片を瞬間接着剤でピンセットを使って固定した。しばらくして、針金をそのプラスチックにひっかけるように固定する。その後、Enterキーをかぶせた。
続いて、外れていたキーが3つほどあったので、はめ込む。数が少なく、形が違うものもあったので、間違えてはめ込むことはなかったが、数が多ければ、間違えたら大変だな、と思った。
キーをハメ終えた後、鍵盤部分と底部分の間にあった、ゴム製のシートと電子基板のシートをピッタリとする位置に固定し、鍵盤部分と底部分をくっつけ、ネジを締めて、一応は元通りになった。
ただ、横にしたとき、Enterキーの針金がずれる音がした。かといってまたやり直すつもりにはなれなかったので、そのままにしておいた。
キーボードを再接続
再びパソコンに,元通りにしたキーボードを接続し、パソコンを立ち上げる。
今のところ、問題は生じていない。どれかのキーの反応しないだとか、反応が悪いということはない。
ピカピカになったと言えるほどきれいにはなっていないが、ホコリまみれだったことを思えば、マシだ、という程度だ。
やってみた感想
正直、やった手間の割に、きれいになったとは思えないし、快適になった気もしない。かといって、キーのタッチの感触は変わっていないので、悪くなったわけではない。
不十分とはいえ掃除はできた。だが、特に何も変わらず、手間だけがかかったという印象だ。
ただ、いくつものキーボードを使ってきた経験からすると、今回洗ったキーボードはしっかりした作りだという印象を持った。これまでは、使っていくうちに特定のキーの反応が悪くなったり、よく叩くキーの塗装が剥げてきたりしたものだが、今回のものは、分解し元通りにしても、変わらず使えているし、キーの文字も薄くなっていない。逆説的だが、しっかりしているから長年使うことができ、それだけゴミが蓄積したともいえる。
それを考えると、通常は、
機械が故障してキーボードを変えるか、
汚れが溜まってキーボードを買い替えるか
のどちらかに落ち着いてきていたのだろう。
こういってしまうと元も子もないが、
キーボードは消耗品
というのが、個人的な結論だ。
まとめ
- 10年近く使ってきたキーボードを掃除しようとした話
- キーのスキマにあるゴミは取るのが大変
- 初心者にはキーを外して洗うのは難しい
- 汚れる前に故障するか、汚れたら買い替えるか
- キーボードは消耗品
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