「一塁盗塁」という新ルールが果たして定着するかどうか初心者が考えてみた

先日、アメリカの野球の独立リーグで、新たなルールを試すというニュースがあった。

「一塁盗塁」「ロボット審判」米独立リーグで実施へ

日刊スポーツ、”同上”、2019年7月11日20時16分。https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201907110000645.html(参照2019-07-13)

興味深く、いろいろなことを想定させてくれるニュースである。

私が特に興味をそそられたのは、「一塁盗塁」と言われているルールだ。

思いつくだけでも、

・記録的にはどうなるのか(打数・盗塁・エラー)
・一塁を伺う姿勢の判定基準(避けた時の姿勢・危険球すれすれの場合・不完全捕球後にさらに暴投した場合)
・塁上の走者との関係(満塁時の本塁でのプレイ)
・「帰塁」を認めるのか(逆走・本塁触塁)

などの疑問点が出てきた。少し考えれば解決しそうな点もあるが、確認が必要なものもある。

ただ、上記の報道や、発表元の独立リーグのホームページを見てもおおまかな変更点を並べているだけで、変更に伴って生じる他の規約等とのズレをいかにすり合わせるのかどうかなどについては、(私の英語力と検索能力では)わからなかった。

そこで今回、素人なりの解釈で、「一塁盗塁」に伴う疑問点について、まとめて、考察してみたい。

[当ブログ記事は、現時点での不十分な情報からの推測や憶測レベルの考察になってしまうのは否めず、間違った結論を導き出していたり、すでに解決済みの結論を長々と述べている可能性もあります。ただ、野球好きの素人が何を疑問に思っているのかの参考にでもなれば幸いです。]

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1999年、上原浩治投手がなぜMVPを取れなかったか?

2019年5月20日、プロ野球、読売巨人軍所属の上原浩治選手が引退会見を行った。

数々の記録を残し、数々の記憶に残るシーンを見せてくれた選手でありながら、良くも悪くも「スター然としない」印象があって、人間的な興味の湧く人物であった。(個人の感想です)

これまでの経歴、言動なども興味深いものが多く、私も以前、前身ブログで、上原氏と巨人軍前監督である高橋氏が同じ誕生日であることにかこつけて、同窓生・同期生等の違いを調べて書いたことがある。

上原と高橋に見る同級生・同窓生・同期生・同学年の話

http://t-hajime.webstarterz.com/yomiurigiants-uehara-takahashi/(参照2019-05-21)

多くの人の印象に残る活躍をされた上原氏であるが、今回の引退を受け、私が思い起こしたのは、デビューした1999年のセントラル・リーグ最優秀選手(MVP)を上原氏が取れなかったという、「偶然」である。

当記事では、その1999年のセリーグMVPの選考について、振り返りたい。

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初心者が「振り逃げ」を極めてみた

野球やソフトボールでの「振り逃げ」。

「いつかホームランを打ってみたい」、「いつか完封をしてみたい」、「いつか盗塁をしてみたい」、「いつかダブルプレーを取ってみたい」・・・。

野球やソフトボールをやっていると、様々なやってみたい目標が、それぞれの実力レベルに応じて、現れてくる。

だが、

「いつか振り逃げをしてみたい」

ことを口にする人は少ないように思える。(まるで、「食い逃げをしたい」かのように犯罪的なマイナスの印象を持たれるからだろうか)。

そこで今回は、あまり口にはしにくい「振り逃げ」について、初心者がどのように高く評価し、いかに実現しようとしたかの話をしたい。

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初心者がスポーツチームを立ち上げた話(5)完結

スポーツチームの立ち上げ-リーグへの参加・大会登録まで

持っているもの

  • 公式試合にチャレンジする意思
  • 参加条件のクリアと、最後までやり遂げられる見通し

持っていないもの

  • リーグ戦や大会に挑戦した経験

スポーツチームを立ち上げ、運営していく中で、一つの目安となる目標は、リーグ戦や大会に参加することだ。

そこから、競技していく上で「○○大会優勝」と言った成績の目標が広がっていく。だが、そのためには、まず、その大会に参加できる条件をクリアしなければならない。

新しく立ち上げたチームが、公式戦に参加できるようになれば、チームとして記録に残る形を残したことになり、チームを立ち上げた一つの到達点だと言っていいだろう。

今回は、新しく立ち上げたチームが、ようやくリーグ戦や大会に参加するまでに至る経緯を紹介し、最終章としたい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(5)最終」(公開日:2018/02/20)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/24](追記2025/01/25:前身ブログ記事については、ブログURLの変更とその後のサーバー移転に伴う整理作業により、該当記事を非公開にしました。上記にあった前身ブログ記事へのリンクは切れているので削除しました。追記以上)

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初心者がスポーツチームを立ち上げた話(4)

スポーツチームの立ち上げ-試合のマッチング

持っているもの

  • 試合をできるまでに育ったスポーツチーム
  • 練習試合を組めるツテと準備

持っていないもの

  • 試合を組んだことのある経験
  • 特定の対戦相手

前回は、ユニフォームを作り、試合ができる用具の準備について説明した。

形が整ったのでいきなり大会に参加することも可能だが、ここでは、まず、用具をそろえるのと前後する形で練習試合を組むことから説明したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(4)」(公開日:2018/02/19)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/22](追記2025/01/25:前身ブログ記事については、ブログURLの変更とその後のサーバー移転に伴う整理作業により、該当記事を非公開にしました。上記にあった前身ブログ記事へのリンクは切れているので削除しました。追記以上)

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初心者がスポーツチームを立ち上げた話(3)

スポーツチームの立ち上げ-チーム名の決定とユニフォーム作成

持っているもの

  • ユニフォームを作る覚悟

持っていないもの

  • チーム名
  • 背番号の割り振り
  • ユニフォームや必要な用具

前回述べたように、「ユニフォームを作る」というのは、チームにとって大きな境目になる。

今回は、その前提となる、チーム名の決定や、背番号の決定なども含めて説明したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(4)」(公開日:2018/02/16)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/19](追記2025/01/25:前身ブログ記事については、ブログURLの変更とその後のサーバー移転に伴う整理作業により、該当記事を非公開にしました。上記にあった前身ブログ記事へのリンクは切れているので削除しました。追記以上)

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初心者がスポーツチームを立ち上げた話(2)

スポーツチームの立ち上げ-設立準備と役割分担の重要性

持っているもの

  • 設立メンバーとスポーツ種目の決定
  • メンバー同士での話し合いの場

持っていないもの

  • スポーツの道具・用具1式
  • チーム名
  • 運用の見通し

中心となる設立メンバーを集め、やるスポーツが決定すれば、次は、具体的にどう活動してくかの話になる。この具体的な話を、順を追って説明したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(2)」(公開日:2018/02/15)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/16](追記2025/01/25:前身ブログ記事については、ブログURLの変更とその後のサーバー移転に伴う整理作業により、該当記事を非公開にしました。上記にあった前身ブログ記事へのリンクは切れているので削除しました。追記以上)

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初心者がスポーツチームを立ち上げた話(1)

スポーツチームの立ち上げ-メンバー集めの苦労とスポーツの選択の考慮

持っているもの

  • スポーツをやろうという思いつき
  • メンバーを集めれるアテ
  • 役割分担できるメンバー

持っていないもの

  • 既存のチームに入って采配に従う従順な心

「スポーツをしよう」

と思ったとき、一人でできるものはすぐに取り掛かることができるが、団体スポーツとなると、チームを組む必要がある。

団体競技をやるのに、一番簡単なのは、既に存在しているチームに入団することだが、自分に合うかどうかが問題だ。中には、入団に際して、何らかの条件が付けられたり、テストを課せられ、クリアできないと入団すらできない場合もある。

そういった出来上がったチームに飛び込むことの難しさを回避する方法として、いっそのこと自分のチームを立ち上げてしまう、という手がある。

実は、私も以前、仲間と共にスポーツチームを立ち上げたことがある。

その経験から

「初心者がチームを立ち上げるのに必要なステップ」

を勝手に紹介したい。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「初心者がいかにスポーツチームを作ったか(1)」(公開日:2018/02/14)を、加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/10/10](追記2025/01/25:前身ブログ記事については、ブログURLの変更とその後のサーバー移転に伴う整理作業により、該当記事を非公開にしました。上記にあった前身ブログ記事へのリンクは切れているので削除しました。追記以上)

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初心者がいかに「マジック」(野球)が消えたり点いたりするのを理解したか

[2019/08/26追記:当記事は、2018年セリーグのペナントレースを題材にしています。マジックナンバーについて、2019年シーズンに即した最新の解説は、当ブログ更新記事「初心者がいかにプロ野球のマジックが消えたり点いたりするのを図式化したか」(公開日:2019/08/26)で行っています。]
[2019/08/28追記:2019年シーズンのセリーグ優勝決定までのマジックの動きを追ったものとしては、当ブログ記事「初心者がせっかくマジック(プロ野球)が点いたり消えたりするのを図式化したので、2019年セリーグシーズンの動きを追ってみた(2019/08/25~更新中)」で随時更新中です]
[2021/10/09追記:2021年シーズンの更新記事はこちら。セリーグパリーグ]

「マジック消滅」「マジック再点灯」

つい先日、このブログで、「初心者がプロ野球のマジックナンバーをいかに理解したか」(2018/08/16)を書いたところだが、広島にマジックが点灯した後、間を置かずにマジック消滅と再点灯を繰り返した。

その間、対象チームが、ヤクルト・阪神と入れ替わったりで、ややこしい印象のままだ。

そこで、当記事では、先に提案した「修正マジック」の数字を使って、初心者がどう理解したかを、説明したい。

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初心者がプロ野球のマジックナンバーをいかに理解したか

[2019/08/26追記:2019年シーズンに即し、図式化もしてみたマジックナンバーの最新の解説は、当ブログ記事「初心者がいかにプロ野球のマジックが消えたり点いたりするのを図式化したか」(公開日:2019/08/26)を参照。]

「優勝へのマジック点灯」

プロ野球の記事で、この言葉が出るたびに、なんとなく優勝が近いんだな、と思う。

2018/08/15、プロ野球のセリーグで、広島にマジックが点灯した。

だが、改めて、「マジックって何?」と聞かれて、うまく説明できたためしがない。

言いくるめるように説明すれば、相手も「わかった」と言ってくれるが、不服そうな顔をしている。それはそうだ、説明している本人が、よくわかっていないのだから。

スポーツニュースや記事などでは、マジックが点灯したり消えたりするたびに説明・解説がたびたびされて、それを聞いたり読んだりして、何となくわかったつもりになる。だが、いざ自分が説明しようとすると、しどろもどろになってしまうのがいつものパターンだった。

そんな私が、初心者なりに、いかにマジックナンバーを理解したのか、説明する。

[当記事は、前身ブログ「はじめはみんな初心者だ」での記事「プロ野球での「マジックナンバー」をいかに理解するか」(公開日:2017/08/23)を、2018年シーズンに即して加筆・修正したものです。当ブログでの公開日:2018/08/16](追記2025/01/25:前身ブログ記事については、ブログURLの変更により、上記にあった前身ブログとその記事へのリンクを変更しました。追記以上)

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